周波数帯やチャンネルを変更する

wifi回線は電波により通信を行うため、電波状況によっては通信が不安定になることがあります。その電波の周波数としては、2.4GHz帯と5GHz帯が使用されることが多いです。最近では60GHz帯が使用されることもあります。2.4GHz帯は昔から広く利用されているため、古い機器でも使用できます。しかし、電子レンジやBluetoothでも同じ周波数が使用されるため、それらとの同時使用により電波干渉が発生し、通信が不安定になることがあります。周波数とは別にチャンネルというものがあり、チャンネル変更により通信の安定性が改善することがあります。それでも改善しない場合は、使用する周波数を変更することが有効です。5GHz帯は電波干渉が少なく、安定した通信が期待できます。

wifiルーターの設置場所も重要

wifi回線は使用する機器とwifiルーター間での電波のやり取りで通信を実現しています。そのため、電波を遮る障害物により、通信が不安定になることも十分に考えられます。この場合、wifiルーターの設置場所を変更するだけで、改善することがあります。2.4GHz帯は5GHz帯と比較して障害物に強い特徴があり、壁やドアなどがあっても電波が十分に届きます。ここでも使用する周波数を変更することが有効な手段となります。ただし、2.4GHz帯は5GHz帯と比較すると通信速度が遅くなります。いくら通信の安定性が向上しても通信速度が不十分であれば、通信状況が改善したとは言えません。利用用途に応じた通信速度が確保されているかの確認も重要となります。また、wifiルーターを再起動するだけで、通信が安定することもあるので、試してみる価値は十分にあります。